どうも!
JFA公認コーチとして活動しているkoyoです!
最近は昼夜の寒暖差が激しいのでより一層体調管理に気をつけなければいけませんね!

この記事をご覧になっている方々はみなサッカー少年・少女をお抱えのことかと思いますが、小学生年代だとより体調管理に親も気を使いますよね?
小学生ではオーバートレーニングにより身体のどこかしらの部分に痛みを伴うことがよくあります。少し前ですが、私の所属チームの選手のなかで踵に痛みを生じている選手が何人か発生したことがあり、選手数が多くないチーム事情もあり、リーグ戦や公式戦などの試合が厳しくなる時期がありました。
本来、サッカーに限らずスポーツ等のトレーニング後にはクールダウンというストレッチなどを中心にした身体のケアが必要です。激しい運動で疲労した筋肉や関節などをゆっくりとストレッチすることで、ケアしていきます。
今回の記事では、サッカー後のクールダウンがどれだけ重要であるかという記事になります。自分の子どもやチームの選手たちに身体的異変を感じている保護者・コーチの皆さんは自分のチームでクールダウンができているか一度確認してみてください。
目次
クールダウンとは

クールダウンとは、激しい運動の後に心身の興奮状態を鎮めるための軽い運動のことを指します。また、ウォーミングアップと反対の意味を持ち、日本語では整理運動とも言います。
サッカー後のクールダウンでは、主にストレッチを行います。
ストレッチの効果としては、血液の流れをスムーズにして身体の疲労を和らげ、早期回復をサポートするというものです。
これを行うかどうかでトレーニング後の疲労の蓄積度が変わり、次の日のパフォーマンスにも影響を及ぼします。
寝付けないくらい激痛になった日々があった小学生時代
これは私の実体験になりますが、小学生時代、試合が増えてくる4・5年生以降だったと思いますが、ある日から一定期間脹脛や太腿が痛くてなかなか寝付けない期間がありました。
今思い返せばそれもそのはず、そのくらい時期に私はトレーニング開始30分前にグラウンドに来てボールを蹴り始め、トレーニング終了後も1時間くらいボールを蹴っていました。更に加えて、トレーニング後には日が暮れるまで遊んでいるときも多々ありました。自主練にしろ、遊んでいたにしろ、結果的にかなりの運動量だったことは確かで、その後のケアが足りなかったと今では反省しています。
そんな日々を繰り返していたことで、眠れないくらい激痛になる事態を招いてしまったわけです。
この時、母親が毎回風呂上りや寝る前などにマッサージをしてくれたので、まだ何とかなっていましたが、しっかりとケアしていなかったらかなりマズかったな~なんて記憶もあります。私はたまたま身体が丈夫だったのか大けがをせずに済みましたが、同時期に筋肉系のトラブルを起こした選手もいました。
当時はまだ現代ほど情報社会が発達していなかったので仕方がないのかもしれませんが、今思えば予測して対応すべきだったと思いますね(-_-;)
小学生で疎かになりがちなクールダウン
プロのサッカー選手たちは各クラブにメディカルトレーナーなどがいるので、そのトレーナーの指示に従い、クールダウンなどの身体のケアをしっかりと行っています。身体の成長が止まる20歳を過ぎると、スポーツ後のクールダウンを行うかどうかで次の日の身体のパフォーマンスが劇的に変化します。
しかし、それは歳を重ねてからより鮮明に理解できるものだと、現在22歳(執筆時)の私は思います(笑)
実際、私が小学生だったころはとりあえず言われてたからストレッチを行っていましたが、それを疎かにしていたら早々に選手生命を脅かすものになっていたなと痛感しております。
というのも、小学生の内は「サッカー=楽しい」という気持ちがかなり強いと思います。大人になっても十分サッカーは楽しいですが、子どもの内は無邪気な気持ちでサッカーに取り組んでいる選手が多いのも事実で、それを優先するあまり、自分の身体の痛みや異変に気付きにくい状態になっていることが多いです。
もし、仮に足の痛みを抱えたまま毎日のトレーニングをこなしていたら、それはいつか絶対に破綻します。最初は筋肉痛程度だった痛みも何かの衝撃をキッカケに肉離れを引き起こしたりと厄介なケガに悩まされることになり兼ねません。
それを予防するためにクールダウンが必要なのであり、それを指導するのは我々コーチを中心とした大人なわけです。
家でもストレッチを行おう

ストレッチ?何すればいいの?という方は所属チームのコーチに聞いたり、ネットで検索してみると良いと思います。
そもそもの話ですが、子どものケアを行えているチームは選手たちにストレッチもある程度仕込んでいると思いますので!
クールダウンの重要性について書きましたが、実際のところグラウンドの使用時間の関係などでサッカーの時間中にクールダウンができていないなんてパターンもあると思います。
実際、私も平日のナイター練習後は練習時間外に「空いてるスペースでストレッチしろよ~」と言うくらいになってしまっています。だからこそ、家でもストレッチする時間を設けてほしいのです。本来、サッカーの指導時間内に行うべきであると思いますが、少ない時間の中でではよりサッカーのためのトレーニングを行いたいのです。多くの人が集まっているときにしかトレーニングできない内容も多々ありますので(;^_^A
もちろん、コーチなので選手たちの異変には練習中に気づけないとまずいのですが、練習後の家に帰った後のケアまでは見切れないので、そこは管理して頂きたいなと思います!
ケガは本当にもったいない

サッカーをプレーしている限りケガはつきものですが、特に成長著しい小学生年代ではケガによってプレーできない期間が相当響いてきます。
もともと上手かった選手がケガで3カ月離脱した後に帰ってきたら、ポジションはなくなっていたなんて話はどこにでもあります。それくらいケガは怖いもでのです。
試合中に起きてしまうケガは防ぎようがないものもあるかもしれませんが、普段からのストレッチや身体のケアで防げるものは全て予防しておかないと、その選手にとって最もつらい時期を過ごすことになってしまいます。
そうならないためにも大人が子どもたちの体調や身体の異変にいち早く気づくことやそれを予防する策を与えることしていかないといけないと私は思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
writer koyo