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【少年サッカー】試合中に声が出せない子どもの思考を覗く

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writer profile “koyo” はじめまして!writer兼管理人のkoyoです。 サッカーの育成などの情報を発信していくにあたって、情報発信者である我々wri...

保護者・コーチの皆さんは少年サッカーの試合を見ていて「声が出てないな~」と思ったことはありませんか?

私は選手時代にコーチや親に「もっと声を出せ!」と言われた経験がありますし、指導者となった今でも「声を出せ!」ということはあります。

では、何故子どもたちは試合中に声が出せないのでしょうか?
それを理解するためには声が出せていない子どもが置かれている状況や思考を、子どもの立場になって考えてみるのが手っ取り早いでしょう。
また、どうすれば声が出るようになるのか?について考えていこうと思います。

まずはじめに…怒ってはいけない

指を指している

まずはじめに声が出ないからと言って、子どもたちを責めたり怒ったりしてはいけません

子どもたちの行動1つ1つには意味があります。
まずは大人が子どもたちのミスやできないことの原因をしっかりと考えて、それから解決策やヒントを提示してあげるのが大切です。

よって、子どもたちが声を出せない理由を勝手な大人の推測のもとで怒ってはいけません。まずは、なんで声が出せないのかを考えてみましょう!

声が出ないのではなく“出せない”

疑問

多くの場合、子どもたちは声が出せないのではなく、「何をしゃべればいいのかがわからない」が正しい見解です。

もちろん、性格的な問題で声が出せない選手もいますが、そこは問題ありません。ゆっくりとでいいので人とコミュケーションを取ることの大切さを伝えていけば、自ずと声を出せるようになります。

さて、問題点は何故、何の声を出せばいいのかわからないのかです。

「声を出せ」は具体的な指示ではない

よく指導者で「声を出せ!」とベンチから指示を出している方がいらっしゃいますが、それに対して具体的な指示を出していますか?

私の場合は、戦術的な指示を出すことに重点を置き、「前の選手に守備の指示の声を出せ」というような内容で選手たちに伝えています。

このように「声を出せ」という指示がなんの声なのかという具体性を帯びていれば問題はありません。私の例の場合ですと、選手たちは守備の指示を出さなくてはいけないと認知してくれます。

しかし、なんの具体性もなく「声を出せ」と言われると、子どもたちは何を口にすればいいのかわからず考えてしまい、結果として声が出ないということに繋がります。

自信がないと声を出せない

先程説明した具体性の欠如のほかに、「自信がない」が声が出ない理由として挙げられます。

「声を出す」という行為に具体性を持たせる必要があると述べましたが、具体的な声を出すには、その子どもがそのプレーをある程度できる必要があります。自分にできないことを要求していては、選手としての信頼に関わる問題になりかねませんからね。

例えば味方のパスがズレてしまったときに「今のは足元ね!」と伝えるとします。この声を掛けるには、自分も味方の状況を見て適切なパスが出せる必要があります。もちろん、サッカーはプロでもミスが起こりやすいスポーツなので100%とは言いません。ですが、この一例のようにちょっとしたことを伝えるにも最初は勇気が必要かもしれません。

もし仮に自分が要求したプレーでミスを連発していたら仲間に「自分ができてないじゃん」と言われてしまうこともあるでしょう。

それは仕方のないことではありますが、まずは「声を出した」という行為に対して褒めてあげることが重要だと思います。また、褒めた後には「人に言うだけじゃなくて、自分でもそのプレーがしっかりとできるよう頑張ろうな!」という感じで指摘しつつポジティブな言葉で選手にコーチングするのが良いと思います。

「声を出せ」の具体的な“声”とは何か

指示を出す監督

我々指導者が選手たちに要求する声の種類は主に2種類です。

要求の声

1つは要求の声です。

要求の中にも2パターンあります。1つはボールを受ける前の要求です。サッカーをやっていると誰でも何気なく「ヘイッ!」と言ってボールを呼んできますが、これは要求になります。

自分がボールが欲しいというメッセージとなりますので、最初はこれだけでも要求しているといってOKでしょう。成長してきたら例えば「スペース!」や「足元!」と言いつつボールを呼べば、ボールホルダーはそこにボールが欲しいと理解できますよね。

このようにボールを受ける動作の前に要求することで、イメージの食い違いによるミスを減らすことができます。

そしてもう1つはミスの後の要求です。
例えば、ボールを受ける側の選手は裏のスペースにボールが欲しいと思って走り出したら、パスが足元に来てしまったなんてシーンを想像するとわかりやすいです。

この場合にはお互いに要求をぶつける必要があります。
受ける側は「今のはスペースに出してくれ」と、そして出す側は「今のは足元の方が良かった」というように意見をぶつける必要があります。熱くなってケンカ腰になってしまうこともあるかもしれませんが、それくらいがちょうどいいです。お互いの意図が食い違ったときこそコミュケーションを取る必要があります。試合中のミスに対してこのようにディスカッションすることで、次のプレーでのミスを減らすことができます。

指示の声

もう1つは指示の声です。

攻守両面において重要な声となりますが、守備時の方がイメージしやすいと思います。

想定するシーンは「相手DFに対して前線からプレッシャーをかけている状況」です。この時に、プレッシャーをかけている選手の後ろにいる選手は、どちらを限定して相手をどこに追い込むかの声を掛ける必要があります。

DFは追い込み漁なので、狭い方狭い方に相手を誘導して確実に取れるところで仕留めます。そのためにはチーム全体でどのタイミングでボールを奪うかが明確化されている必要があります。

このような守備戦術は試合前のミーティングでコーチから指示が出ると思いますが、それを実行に移すのは選手たちです。どこからプレッシャーをかけて、どこでボールを奪いたいのかをチームで共有するには、試合中に選手同士でコーチングを行う必要があります。

この時誰が声を掛けるのか?となるときが試合中にも多々あると思いますが、声を掛けるのは見えている選手全員です。例えば先程のシーンでは、見えている選手は中盤以降にいる選手全員ですよね。後ろにいるということは、全体が見える位置にいるということです。より明確化するならボールから一番遠い人が一番“見えている”ので声を出すべきでしょう。

このように要求と指示の声を出すようにすれば、試合が静かに終わるということはなくなるはずです。また、これができればコーチがベンチから掛ける声も減りますね。選手同士でコミュケーションを取ることでお互いに高め合えるので、更なるチームの強化に繋がります。

終わりに

声が出せない原因には性格的な要素も絡んできますが、大体の場合は「何を声にすればいいかわからない」が原因となっています。それを解決してあげげるのは紛れもなく我々指導者で、逆に悩ませてしまうのも我々指導者です。

声を出すことによる最大のメリットは判断ミスが減るということです!
技術的なミスは練習するしかありませんが、判断ミスや視覚的なミスはチーム内でお互いにカバーすることができます!

今回はここまでとなります!
記事を読んで頂いて疑問に思ったこと、この記事とは全く無関係でもサッカーに関連したことで疑問にあったことがあれば「お問い合わせ」よりご連絡ください!皆様の疑問を記事というカタチでお答えしたいと考えておりますので、是非ご連絡ください!

ここまで読んで頂きありがとうございました!

writer koyo