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【少年サッカー】子どもはプロの試合を見るべきか?

試合観戦

どうも!
JFA公認サッカーコーチのkoyoです!

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writer profile “koyo” はじめまして!writer兼管理人のkoyoです。 サッカーの育成などの情報を発信していくにあたって、情報発信者である我々wri...

今回は子どもたちが「プロの試合を見る必要があるのか?」についてお話していこうと思います。

指導者や保護者など大人からは「試合は見た方が良いに決まってる」とお思いでしょうが、実際の子どもたちの目線からするとどうなのか?
また、指導者は一概に試合を見ろという指示を出していいのか?

それぞれについて私の意見を述べていきたいと思います。

プロの試合は見た方がいいけど…

プロの試合を見ることで得られるものはたくさんあります。
しかし、それは大人の目線での話で、子どもたちの目線からすると違った景色に見えているかもしれません。

大人が「試合を見た方が良い」というのは、自分で試合を見て“分析”できるからであって、子どもでそれが可能な選手はそう多くいません。

人間には3つのインプットタイプがありますが、それは視覚・聴覚・体感覚の3つです。この場合、視覚優位で情報をインプットする子どもは試合を見ていても飽きずにいれらますし、見ることで何かしらを自分で学べると思います。しかし、聴覚・体感覚優位の子どもは恐らく試合をフルタイム見ている忍耐力はありません。

ですが、試合を見ることで「憧れの選手」や「理想の選手像」などが高学年に近づくにつれて見えてくるかもしれません。プロの試合の観戦を強制する必要はないと思いますが、子どもが自然と試合を見始めるような環境作りはしてみてもいと思います!

所属チームと同じサッカーをしているチームを見る

まず、試合を観戦するにあたって意識した方が良いポイントは、その子どもが所属しているチームと同じサッカーをしているかどうかです。

例えば、ポゼッション型のチームでサッカーをしており、パス回しやボールキープをすることが多い選手はバルセロナマンチェスターシティのようなチームの試合を見た方が良いでしょう。これで逆に中堅クラブや下位クラブの試合を見てしまうと、強豪に対してカウンターを繰り返すサッカーになってしまうので、「どのサッカーが正解なの?」と困惑してしまいます。

なので、「サッカーの試合を見ろ!」と一概に言うのではなく、もっと見るポイントを絞っていってあげた方がより実りあるサッカー観戦になります。

プロのどういうプレーを見てほしいか

私としては、チームの戦術面を子どもたちに知ってもらいたい気持ちもありますが、戦術面を指導するのは我々指導者の役割です。それをプロの試合を見ることだけに投げてしまうのは、指導者として失格だと思います。

では、プロのどんなプレー見てほしいか?

私だったら、「ファーストタッチ・身体の使い方・オフボール時の動き方」などのちょっとしたところにフォーカスして見てほしいと思います。

特にオフ・ザ・ボールについてはプロの選手たちはとても上手いです。上手くなければプロではないですが…(笑)子どもたちに一番知ってほしいのは、プロの選手たちがボールを持っていないときに何をしているかですね。

サッカーの試合では90分あるうち、選手1人当たりのボール保持時間は約2分と言われています。つまり、試合のほとんどの時間でボールを持っていないプレーをしているということです。そもそもボール1つに対して22人の選手がいるわけですから、どれだけオフ・ザ・ボールが大事かがわかってくると思います。

試合のテレビ中継やYouTubeのスーパープレー集などは、ボールを持っている選手にフォーカスをしています。もちろん、それが悪いというわけではありませんし、素人からしたらそっちの方が「スゲー!」ってなりますね。

ただ、サッカーをしている人が見るなら、その凄いプレーをする前にその選手が何をしているかを見るべきでしょう。例えば、最近アトレティコ・マドリードに移籍したルイス・スアレス選手はバルセロナでゴールを量産しましたが、スアレス選手は別に際立って足が速いとかいう選手ではありません。ドリブルもメッシほどではないですし、フィジカルもルカクくらい強いわけではないでしょう。

しかし、それでもたくさんのゴールを奪えるということは、FWにとって一番大事な能力が秀でているということです。小学生などには伝わりづらい能力ですが、スアレス選手は相手のいないスペースを利用するのがとても上手いです。DFからしたら「気づいたら自分の背後のスペースに走られていてもう追いつけない」というような状況を自分で作り出せます。

これはあくまで一例ですが、試合のハイライトじゃなくて90分全部見た方が良い理由はこのオフ・ザ・ボールの成功と失敗をたくさん見れるからです。相手のマークを外す動きや、ボールの移動中のサポートの動き出しなどあまり目につかない地味な部分がとても大事です。

ただ、もう一度言いますが、それを全部見ていれらる子どもはそうそういません(笑)

ハイライトでよくない?!

私は選手だったころは、プロの試合はあまり見ませんでした。
それこそUEFA Champions Leagueとかの欧州主要大会のビッグマッチくらいしか見てませんでした。

子どものときに私も「プロの試合を見た方が良い」と大人の人たちに言われ続けましたが、試合見てると自分でサッカーしたくなるし、ゴールシーンがないとつまらないと言った具合に全然試合を見ていませんでした。

ただ、ハイライトは見ていましたね。
先程も言ったようにハイライトは試合の良いシーンをまとめてくれているので、見ていて飽きないですし、何よりゴールシーンが目白押しです。

私は小学生の時はFWだったので、ゴールシーンを見てイメージ作りはしていましたが、オフ・ザ・ボールにフォーカスしたことなんて全然なかったです。

今思えば、もっとプロの試合を見て動き方とかをもっと勉強した方が良かったな~なんて思いますが、当時はYouTubeなどの発信媒体も未発達でしたのでテレビしかありませんでした(笑)

子どもにはYouTubeで見せる

youtube

今、指導者として現場に立っている私は子どもたちにはその場でYouTubeなどを利用して動画を見せています。もちろん自分で実演することも可能ですが、やはりプロの試合中に起きたことの方がリアリティがありますので、それらを使わさせてもらっています。

実際に私がYouTubeを使った例ですが、試合前にDFの選手にはセルヒオ・ラモスやプジョルの気迫ある守備をまとめた動画を見せ、士気を上げてみたりしました。また、ロングレンジからシュートを打てる選手にはジェラードの大砲集を見せたりして、良いイメージを植え付けます。

それで結果が出たのか?
と言われると、指導者目線で見れば明らかな変化はありました。

特に守備陣に関しては、日本の小学生特有の甘い守備はなくなりましたね。しっかりと相手に身体をぶつけて、激しく球際に行ける選手が増えてきています。

ただ、かと言って練習の時間にYouTubeとかを見せているわけではありません。練習が終わった後のちょっとした時間に選手たちに3分~5分くらいのYouTubeの動画を見せて、ちょっとした刺激を与えます。

あとはたまにDAZNの動画を自分が見ているときに選手たちが後ろから私の携帯を覗いているなんてこともありますね(笑)

どっちにしてもコーチがサッカーの動画を見て学ぶことに興味を惹かせることができれば我々大人の勝利です。フルタイムでなくても、YouTubeなどでゲームや面白動画ではなくサッカーの動画を少しでも検索するようになれば、それはきっと選手たちにとってプラスの材料となるでしょう。

結論

私は「試合を見ろ!」は必ずしも必要ではないと思います。

もちろん試合を見ることで得られる情報は多く、それは選手にとってプラスの材料となることは間違いありませんが、先程も言ったように子どもは飽きやすいので、ハイライトやスーパープレー集などを中心に見始めるくらいで良いと思います。

そのようにして、プロのサッカーをかじり始めたら後々フルタイムの試合にも興味が出てくるはずです。

ただ、途中で言ったように3つのインプットタイプがありますので、そのタイプに合ったように試合を見ると良いと思います。

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【NLP】人のインプットタイプを見極め、コミュケーションを上達させよう! writerのkoyoです。今回はNLP(神経言語プログラミング)を使った、人間のインプットタイプから考えるコミュケーションについての...

今回はここまでとさせていただきます!
ありがとうございました!

writer koyo