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【少年サッカー】足が遅い選手は試合に出れない?【ポジションと役割】

ムバッペ

どうも!koyoです!

今回の記事のテーマは「サッカーと足の速さについて」です。

サッカーって素人目で見てると足が速い方が活躍できるイメージですよね。相手DFをスピードで置き去りにして点を取る。シンプルですが今も昔も変わらない絶対的な強さがスピードにはあります。

では、足が速くないとサッカーはできないのか?

というポイントに論点を当てて考えていきたいと思います。

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足が速い方がいいに決まっている

『え?!足速くなきゃダメなの?!』と見出しを見て思った方いると思います。正直に言いますが、速い方が有利になる場面は多いです。ただ、それだけでサッカーの上手い下手が決まるかといったらそれはあり得ません。サッカーは工夫次第で何者にでもなれます。

では、本題に入ります!

まず、このような疑問や悩みをお持ちの方は、サッカーのプレー中または観戦中に足が遅いが故に不利を被った経験があると思います。

身体能力の問題でどうにもならないかもと諦めたかもしれませんが、サッカーはそんな単純なスポーツではありません。

とはいえ、足が速いに越したことはないので、スピードはあった方が良いです。ただし、サッカーで必要なのは100m走を10秒で走るスピードではなく、10~20mの距離を一瞬で詰められる瞬発力です。

サッカーのコートのサイズを考えてみてください。
日本の国際試合で多用される埼玉スタジアムは105m×68mです。また、日本の少年用コートは68m×50mです。
また、このコート中に各チーム11人(少年は8人)いると考えると、100mをダッシュする場面なんてそうそうありません。

あるといいのは「スプリント」できる能力です。決して徒競走などのスピードではありません。一瞬の速さが大事です。

サッカーは適材適所でプレーできる

サッカーにはいくつものポジションが存在していることはこの記事を読んでいる皆様にとっては周知の事実だと思います。サッカーは、この多種多様なポジションにそれぞれ特徴ある選手を配置することで戦術が成立します。

また、監督のイメージするサッカーによってもどのポジションにどんな選手が必要かが変化してきますよね。ただし、足が速い選手が起用されやすいポジションとそうでないポジションがあります。

足が速い選手が配置されやすいのはサイドです。

サイドでプレーしたいのなら、ある程度のスピードは必要だと思います。それこそベッカムやメッシのようにパスでゲームをコントロールできるくらいの能力がなければ、スピードなしではサイドは務まりません。

ただ、攻撃したいサイドと守備を固めたいサイドによって選手の起用を変えることもあります。例えば左サイドから攻めたい場合に左に攻撃的な選手を起用し、逆の右にはバランスを取るために守備力のある選手を配置したりもします。

足が遅くてもMFやDFはできる

足が速くなくても活躍しやすいのはピッチ中央のスペースでプレーする選手たちです。ここの選手たちは中央からサイドや前線にボールを配給するための起点や経由地点となる選手たちです。

つまり、求められるのはスピードではなく、正確なパスを効果的に供給できること。加えて守備面ではチームのために献身性を持って走れることなどです。

また、中盤とセンターバックはサイドと異なりピッチ内で上下運動が少ない方です。どちらかというとサイドへのカバーなどを中心にスライドの横移動が多いです。なのでスタミナは最低限求められます。むしろスタミナ豊富な選手でないと務まらないかもしれません。

足が遅い人は工夫してプレーしている

プロサッカー選手の全員が足が速いわけではありません。むしろ普通に足の遅い選手だって全然います

そういう身体能力的に弱い面がある選手は、他の面でそこをカバーします。

例えばディフェンスは身体の強い選手や大きい選手が多いので、必然的にスピードがない選手も多くなります。彼らは足の速いフォワードに対して距離を取ったポジションを取ることで、裏のスペースにボールが来ても先に行ける位置にいます。

身体能力がなければ、他の選手よりちょっとだけ頭を使ってプレーすればいいだけです。スピードというポイントのみで勝負するのがサッカーではなく、スピードがないなら他の能力を伸ばせば良いだけです!

そのためにも、自分に何ができて何ができないのかを早いうちから把握している必要があります。小学生が自分でそれを把握するのは難しいかもしれませんが、そこは普段から見てもらっているコーチたちにヒントを貰いましょう!

長所を伸ばせ

肯定

最後になりますが、足が速いかどうかは何もトレーニングしなければ、遺伝のところも関係してくるかもしれません。しかし、伸び盛りの幼児期や小学生の内に身体の動かし方を身につける工夫をしていれば、一定以上の身体能力には到達できます。

その点に関しては以下の記事を参考にしてください。

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自分の短所を見ていては成長しません。自分をチームメイトや相手チームの選手と比較して、劣っている部分を見つけるくらいなら、優っている部分を見つけてそこを徹底的に伸ばした方が良いと思います。

人間にとってメンタルは結果を大きく左右するほど重要な項目の1つです。ネガティブなことを考えるくらいなら、自分のポジティブな面を見てより自信を持ってプレーした方が絶対にいい結果が出ます。

我々人は短所を埋めるより長所を伸ばす方が得意な生物です。自分が胸を張ってやれるプレーを1つで良いので見つけましょう。些細なことでいいので、これだけは負けないという信念を持ってやることで、その先の道は開かれます!

今回はここまでとなります!

足が遅くてもサッカーはできます!ただ、何も考えていないと足の速い選手に負けてしまうシーンもあるので、自分なりの工夫が必要です!
その工夫を考えるのもサッカーの楽しみ!
是非、サッカーを楽しんでプレーしてください!

ここまで読んで頂きありがとうございました!

writer koyo