Football

サッカーはいつから始めるべき?目標別に教えます

サッカーをしている子ども

子どもにサッカーを始めさせる時期はいつからがいいと思いますか?

早い方が良いのか?
子どもがある程度成長してからの方が良いのか?

保護者様も疑問にサッカー選手歴13年コーチ歴4年目のkoyoがお答えします!

私の経歴についてはコチラを参照して下さい!

https://www.football-way.com/writer-profile-koyo/

“習い事”ではなく本気で頑張りたいのなら早い方がいい

サッカーコーチに指導されている子どもたち

子どもがサッカーを始めるにあたって、保護者としては子どもにこうなってほしいという目的があると思います。もちろん、子どもがサッカーを始める動機は子ども自身にあるべきですが、そこに親の期待や未来のビジョンがあるのは悪いことではありません。

かくいう私は経歴でも紹介しましたが、幼稚園の年中からサッカーを始めています。動機は私が通っていた幼稚園にサッカー教室があり、そこでサッカーをしている友達を見て自分もやりたい!と思ったからです。

ただ、サッカーを始めるにあたって、単なる習い事の1つとして始めるなら別に早い時期から始める必要はありません。

しかし、子どもに長いスパンでサッカーをプレーして欲しいと少しでも思っているなら早い時期に始めた方が子どもも親もサッカーを通じて楽しめると思います。

具体的なおすすめの時期は「幼稚園生のうちにサッカーキャリアをスタートさせる」ことです。理由はこの記事全体を通して説明していきます。

現代はサッカーのレベルが上がっている

10年前と比べても、サッカーのレベルは小学生からプロまで全体的に向上しています。10年前はちょうど私は小学6年生でしたが、今のような激しいプレッシングやパス主体のサッカーが主流ではありませんでした。

サッカーは世界的なスポーツです。

ほとんどの国で盛んに取り組まれているスポーツで世界規模なので、スポーツ自体の成長も早く、プロのレベルが上がればアマチュアのレベルも必然的に上げていかなければなりません。

そう考えると古臭い考えを持った変化のない指導者や、サッカーに対する勉強意欲のない指導者のもとでサッカーをしても子どもたちは上達しません。

ただ、幼稚園生から指導者を選ぶ必要はあまりありません。
むしろ幼稚園生は保護者の仕事などの条件によって通えるスポーツクラブは限られてくるので、良いクラブを探すのが難しいと思います。

まずはサッカーの楽しさを知ってもらう

幼少期に最も必要なことは「サッカーが楽しい」ということを子どもたちが身をもって体験することです。

どんなスポーツにおいても“楽しさ”がないもの選手たちは取り組もうとしませんよね。プロの選手たちも競技性ある戦いの場に楽しさを感じているからスポーツに取り組んでいるわけです。

サッカーの楽しさを知ってもらうには、とにかくサッカーを経験するしかないです。同年代の友達と一緒にボールを蹴って遊ぶだけでも最初は楽しいものです。

そのボールを蹴る動作に楽しさを感じられたら、今度はサッカー教室などに入ってみることをお勧めします。最近の幼稚園はサッカーコーチと提携してその幼稚園でサッカー教室を開き、それを売りにしている園を多くあります。是非、探してみてください。

話は戻りますが、幼少期でサッカーが楽しい!と感じられる次の瞬間は「ゴールを決めてネットを揺らした瞬間」だと思います。どのスポーツでも得点をした瞬間は一時的に気分が高揚しますよね。
サッカーは1点の価値が重いスポーツです。なのでゴールすることによる達成感は計り知れません!

幼稚園のサッカー教室での1点は些細なものかもしれませんが、その体験が後の成長にとって非常に重要なものとなると思っています。私が幼少期の頃は、自分がゴールすることしか考えてませんでしたから(笑)

小学生で活躍したいのなら基礎を幼少期に身につけるべき

プロでもアマでもそうですが、サッカーの試合において最も重要なスキルは「止める・蹴る」という基礎動作です。これができなければサッカーの試合どころではありません。

小学校低学年などの発達前の子どもたちの試合で“団子サッカー”となってしまうのは、この技術が十分でないが故にボールに近づくことしかできないからです。

逆にそれがチーム全体である程度できるようになっていれば、小学校低学年でもコートを広く使ってポジショニングを意識したサッカーを展開することができます

実際に私の指導しているチームでは2年生で既にコートを広く使ってサッカーをしています。相手が集まってきたらサイドチェンジをして広いスペースでプレーすることを意識しています。

また、1年生は上記を目標にして1年間トレーニングします。私のチームでは幼稚園のサッカー教室からそのまま上がってくる子どもたちがほとんどなので、ある程度サッカーができる状態の子どもたちが来てくれています。

彼らは幼稚園時代に既にドリブルとボールコントロールを教わってくるので、入団と同時にパスとトラップのトレーニングにすぐに映ることができます。

幼少期の1年の差は計り知れないほど大きい

成長・学習・経験

先程、私のチームの2年生は既にパスを主体としたサッカーができるようになってきているとお話ししました。また、1年生はまだできていないとも。

裏を返せば、たった1年で子どもたちは相手のいないスペースにボールを運び、簡単にゴールを奪うサッカーができるようになるということです。

幼稚園でサッカーを習ってきたとはいえ、本当の“サッカー”についてはまだまだ初心者です。逆に2年生は1年間それを経験してきました。

1と2の差は小さく見えるかもしれませんが、0と1の差はとてつもなく大きいです。

それを考えると早い段階でサッカーに触れさせておいた方が、長いスパンで考えると絶対にプラスに働くというわけです。

子どもが幼稚園の時に、自分の子どもが高校サッカーをプレーしている姿なんで想像できないかもしれませんが、よりアツい経験を子どもにしてほしいなら何事においても時期尚早なんてことはないでしょう!

習い事の1つとしてサッカーをするなら?

サッカーを子どもの習い事の1つとして捉えるなら、小学生からで全然十分です。サッカーというチームスポーツを通して学べることは多いです。

学校の授業や先生とのコミュニケーションとは全く違った経験ができます。

1つの目標に向かってチームで取り組むという経験は社会人になって絶対に活きてくる経験です。間違いありません。

小学生から始めたけど本気でやりたくなった

もし、小学生からスタートして途中で本気で取り組みたいと思ってもまだ遅くありません。確かに幼稚園からサッカーを始めた子たちとは差があるかもしれませんが、努力次第で全然追い越せます。

最近は週末は少年団で活動し、平日に個人スクールでサッカーを練習するというスタイルを取っている子どもも多いようで、近隣のフットサル場に顔を出せばサッカースクールが開催されていることが多いです。

また、小学生は学校から帰ってきた後の時間は比較的に自由に使えると思います。その時間を自主トレーニングに使えば、もっともっと上手くなれます。そもそも小学生のうちから自主トレーニングまで行い、サッカーに時間をかけている選手はそう多くないので、開いた差を埋めるどころかそこまで努力できれば必ず追い越せると思います。

ただ、それでも同じ量のトレーニングをこなし、サッカーに本気で取り組んでいる選手たちもいます。もし、サッカーに本気で取り組みたくなったら、そういう向上心やアツい心を持った仲間たち(監督・コーチ含め)がいるチームに移籍するのも手かなと思います。

結局、人を成長させるのはライバルや目標の存在です。
身近にライバルや目標を作ることが子どもの成長にとってとても重要なことだと私は思います。

最後に

終わりに今回の記事の結論を述べさせていただきます。

サッカーを始めるにあたって、当ブログwriterである私が出した結論は「幼稚園生のうちが良い」ということです。

自分の選手としての経験もそうですが、コーチをやっていても幼稚園からボールを扱う技術が少しでもある選手が揃ってきてくれるとレベルの高いトレーニングに取り組むことができます。

小学生から始めた選手も中にはいますが、彼らも別に下手くそなわけではありません。どの学年でもトレーニングの最初の時間は基礎練習に当てていますし、そのトレーニングを自分でも反復すれば、すぐに追いつけます。

以前「闘争心」についての記事を出したのですが、少しくらい技術がなくても、チーム内に上手い選手がいることで「あいつに勝ちたい」という気持ちをコーチが掻き立てられれば、子どもたちはもっと成長してくれます。

そういうこともあるので、一概に「小学生からじゃ遅い」とは言えませんが、サッカーで子どもにより楽しい経験をさせてあげたいのなら幼稚園からサッカーを始めた方が絶対にいいと言えます!

闘争心
スポーツにおいて最も重要なスピリット「闘争心」 今回のwriterを務めるのは「koyo」です!少しずつですが、記事を増やしていきます(;^_^A 今回の記事のテーマはスポーツ...

ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回はサッカー以外に習うと良い習い事についての記事を出しますので、よろしくお願いします!
(サッカーをメインの習い事にする前提ですが(笑))

writer koyo